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「代理人の負担軽減につながれば」 木曽町南洞沢の砂防施設整備で大林工業が初のICT施工を実施

大林工業(木曽町、林博社長)は、木曽建設事務所発注の木曽町大屋南洞沢の砂防施設整備現場で、コマツのICT建機(バックホウ)を活用した床固工の掘削工事を進めている。同社初のICT活用現場。針間則昭専務は「労働人口の減少に伴い生産性が低下していく中で、当社としても今回の工事をきっかけにICT施工の実績を積み上げていきたい」と語る。

 同工事は、起工測量から納品までのすべての工程においてICTを活用するもので、測量の際にドローンによるレーザースキャナーを使用。3次元設計データをICT建機(バックホウ)に入れこみ、そのデータをもとに掘削。その後、レーザースキャナーを使用し、出来形測量を行ったのち、発注者に電子納品するというもの。
 針間専務には「現場代理人の業務負担を少しでも軽減することができれば」という狙いもある。実際に現場を担当する代理人の水野洋さんによれば「管理するデータの簡素化や作業の効率化につながっている」。建機オペレーターの片桐浩志さん(西峯建設、木曽町)も「慣れるのに少し時間はかかったが、丁張の手間が省けるので作業効率はあがっている」と効果を実感する。
 木曽建設事務所発注工事におけるICT施工活用現場は、今回が初めて。施工者希望型によるICT対象工事の案件はいままでに何件かあったが、木曽谷ではICT建機の作動に必要な情報を通信衛星からうまくキャッチできないなどの理由から、ICT施工が難しい状況で実績がなかった。最新型建機の登場や捕捉可能な衛星数が増え、山岳地域でもICT建機の稼働が可能になったことから、今回、初のICT施工が実現した。[新建新聞9月5日号抜粋]

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