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環境に配慮し岩盤を再生/国交省 白骨温泉「隧通し」斜面対策工

 国土交通省松本砂防事務所が進めてきた松本市安曇の白骨温泉にある天然洞穴「隧通し」周辺の斜面対策工事が完成し7月13日、現地で記念式典が開かれた。工事では景観配慮を目的に浸食で崩落した岩盤の再生に遊園地のアトラクションの造形技術が採用され、浸食崩落前の岩肌(色調や形状)が再現されている。
 「隧通し」周辺の斜面は、雨水や流水などによる浸食崩壊や凍結融解によって表面剥離が進み、地震や大雨による大規模な崩落などが懸念されていたことから、松本砂防事務所が2015年度から約5億円をかけて対策工事を進めてきた。高さ30m、幅25mの斜面にコンクリート擁壁を設置。鉄筋によって擁壁と元地盤の一体化を行うとともに、その上から特殊セメントを使い手作業で表面を造形し、過去に撮影した現地の写真を参考に擬岩表面の塗装(エージング)を行った。施工はサワンド建設(擬岩施工)と川瀬建設。[新建新聞7月25日号抜粋]

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