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ヤマウラが自社の小水力発電所を建設

 ヤマウラ(山浦速夫社長)は4月、駒ケ根市菅の台の古城公園に、自社が運営する小水力発電所の建設を開始した。運用開始予定は9月29日。

◆設計・施工から運用で技術の蓄積

 同社は公共、民間問わず小水力発電所の提案と設計、施工、メンテナンスを数多く手掛け豊富な実績を持っているが、自社の小水力発電所の建設は初めて。「駒ケ根高原水力発電所建設プロジェクト」と位置付け、小水力発電所の開発、施工、運転、遠隔でのメンテナンスなど一連の事業を自社で行う。これにより、新たな技術とノウハウの蓄積を図り、人材育成と水力発電分野の仕組化を進め、新たな事業展開につなげる狙いだ。
 発電所から約800m上流にある篭ケ沢の水を活用する。毎秒0・4㎥取水し、有効落差は145・9m。最大出力は158kwで一般家庭約200世帯分の年間電力量をまかなえる。国の再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用し、全量を中部電力に売電する。概算事業費は約3億5000万円。
 同社エンジニアリング事業部の山下良一事業部長は「運用するお客さまの立場になることで、課題などをみつけ、さらなる技術を蓄積し、課題解決といい提案をしていきたい」と話す。また、同市では第4次総合計画の重点プロジェクトで「中央アルプス山麓の開発」を掲げ、自然エネルギーの推進を進めている。地元への協力する形でも安定的に発電ができる水力発電に力を注ぐ。
 小水力発電所は、公園内で地域の人も訪れるほか、中央道駒ケ根インターからも近く、行政や電力会社の関係者らも視察しやすい。「自社の発電所を見てもらうことで、事業を理解していただきながら、設備を実際に見て設計から施工、運用までトータルで対応できるようにしていきたい」(山下事業部長)[新建新聞5月15日号抜粋]

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