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「語りつぐ天竜川」63巻発行/天竜川上流河川事務所

 国土交通省中部地方整備局天竜川上流河川事務所(椎葉秀作所長)はこのほど、冊子「語りつぐ天竜川」の第63巻を5年ぶりに発行し、1月30日に伊那市役所で白鳥孝市長に贈呈した。新刊は「三峰川で生まれ育った鉄線蛇篭」で、かつて水害が多かった三峰川の治水対策で開発した北原式鉄線蛇篭や1890年に伊那市美篶青島で生まれ、開発者の北原繁雄さん(北原組)の治水対策の活躍などを描いている。
 同事務所が繁雄さんの長男の妻、北原富美子さん(92)に取材をしながら制作した。贈呈式で椎葉所長は「河川を預かる者として、治水のために力を尽くしてくれた。今の治水対策につながっている」と語った。

◇三峰川治水「北原式蛇篭」など紹介

 繁雄さんは土木に興味を持ち、河川事業を中心に従事。当時の鉄線蛇篭に不満を持ち、折り畳みができ運搬に便利な北原式を独自に開発した。このほか北原組が伊那飛行場の関連施設の整備に携わったことなども触れている。
 白鳥市長は「貴重な話をまとめた本。挿絵なども素晴らしい」と感想を述べ、富美子さんは「災害はいつ起こるかわからない。本を読んでもらい、防災意識につなげてほしい」と語った。新刊は同事務所などで無料配布する。[新建新聞2月5日号抜粋]

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