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長野県立大学三輪キャンパス 現地で起工式行い実質工事着手!

 長野県は平成30年(2018)4月開学予定の長野県立大学(仮称)三輪キャンパスの起工式を4月9日午前、長野市三輪の現地で実施。関係者が安全施工を願い実質的に工事が始まった。


■信州の気象風土と省エネを両立させた設計

 阿部守一知事は式辞で「昭和4年創立の長野女子専門学校を前身とする87年の歴史と伝統を持つ日本最古の公立女子短期大学を4年制の大学に発展させる」と紹介。これからの人口減少社会では人づくりが大切で、信州で学べることを大事にし、1人1人個性に応じた教育を心がけたいとした。これから建設の始まる三輪キャンパス、後町キャンパスとも県産材活用による設計になったとして、安全に配慮した工事を求めた。

 金田一真澄学長予定者は「学術の中心であり知の拠点を求めるものでなくてはならない」としたうえで「地域から世界に発信していく」と決意を述べるとともに「地域に開かれ地域とともに歩む大学である一方、高校生が憧れる大学にしたい」との期待も語った。

 向山公人県会議長は「安全・無事故で」と工事関係者に要望。後町キャンパスの土地を提供する長野市の加藤久雄市長は「2年後に完成したならば三輪キャンパスと後町キャンパスを結ぶ地域は活気あふれることになるだろう」と早くも期待する気持ちを伝えた。

 設計を担当した石本建築事務所の石井誠代表取締役社長は◇教わるから学ぶ「自主学習の空間」◇コミュニケーション能力を培う「交わりの空間」◇自然な交流を促すキャンパス―の3点を設計コンセプトに置いたと説明。さらに信州の気象風土と省エネを両立させた内容になっているとしたうえで、平成27年度国土交通省のサスティナブル建築物等先導事業の採択を受けていると報告した。

 施工業者を代表し大成建設執行役員の守田進北信越支店長は無事故での工事を誓った。会場には行政、議会、地元関係者のほかOG組織の六鈴会関係者ら計72人が出席。工事の無事竣工を願った。

 三輪キャンパスの施工担当は建築が大成―岡谷JV41.2億円、空調が協栄電気興業10.085億円、衛生が金澤工業2.84億円、電力が信州電機5.28億円、弱電がTOSYS1.39億円で、5件の請負総額は60億7950万円となる。校舎完成は平成29年11月。開学は30年4月予定。[新建新聞4月15日号抜粋]

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