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千曲市 予定価格の事前公表を取りやめ

 千曲市は、7月ごろをめどに入札の予定価格の事前公表を取りやめる。建設工事と設計や測量などの委託業務の原則すべてが対象だ。4月18日に、市役所で市内建設業者や建設コンサルタントらを対象とする説明会を開き、取りやめ理由や、取りやめ後の入札方法の変更事項について説明した。業界側からは50人余りが参加した。

 市の説明によると、事前公表取りやめの理由は、これまでの入札で最低制限価格付近の入札が集中していることや県内19市で事前公表しているのが同市のみであること、国から事前公表取りやめを含む入札・契約適正化の要請があることなど。市の平成24年度の調査によると、特に土木や舗装工事は発注した案件のうち75%以上が最低制限価格近くに入札が集中し、そのうち6割以上が2者以上によるくじ引きだったという。

 いまのところ市は、7月ごろの入札案件から事前公表取りやめを適用する方針。取りやめの実施時期は決まりしだい、市ホームページで公表する。市は、3月25日付で予定価格事前公表要綱を廃止しているが、それまでの間は、財務規則の運用によって事前公表を継続する。

 また、、予定価格の事前公表取りやめにより、入札回数など入札方法を変更するほか、入札・契約締結後に金入り設計図書を公表する。

 取りやめ後は、1回目の入札で最低制限価格以上、予定価格以下の入札がないときは、続けて2回目の入札を行い、それでも落札に至らない場合は、最低価格者と2回まで見積もりを行う。現在は参加が1者のみの場合は入札中止となるが、取りやめ後は原則として1者でも入札を実施。予定価格と最低制限価格は、入札会場で落札候補者が決定した後に口頭で公表するほか、従前同様、管財契約課窓口で閲覧する。

 市は事前公表取りやめにあわせ、具体的な発注区分や等級格付、最低制限価格の算定方法などについてもホームページ上で公表する。

 金入り設計図書の公表対象は、予定価格250万円以上の建設工事と委託業務。土木工事は県と同様の内容を公表し、建築工事は種目別・科目別内訳で可能な部分、委託業務は主に業務費内訳書に対応する部分で可能な範囲を公表する。【新建新聞4月25日号5面抜粋】

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