◇設計施工は日本国土開発、4月中旬着工
大和ハウス工業(芳井敬一代表、本社・大阪市)は、千曲市にある雨宮産業団地に県内最大規模のマルチテナント型物流施設「DPL長野千曲」を建設する。設計施工は日本国土開発が担当。2022年4月中旬から工事着手し、23年4月の竣工を目指す。稼働は同年5月、総投資額は約70億円。
計画規模は、S造2階建て、最高高さ16.4m、延べ3万9204㎡。最大で4テナント(1区画約7800㎡から)の入居が可能で、更埴インターチェンジから約1.7㎞の立地条件を生かし、県内から首都圏や中部圏へ向けて配送を手掛ける物流企業の入居を想定したマルチテナント型物流施設となっている。そのほか2階には、施設内で働く従業員の休憩スペースも設ける。
また、18年の台風19号災害で浸水被害を受けたことから、地盤面は既存から土盛H1.7mと仕上げ高H65㎝の計H2.3mを嵩上げするほか、建物は高床式を採用し安全対策の強化を図る。
名称にもなっているDPLはディープロジェクト・ロジスティクスの略称で大和ハウス工業独自の物流プロジェクト。同施設と特定の顧客向けの物流施設「BTS型物流施設」と合わせて、全国に約320棟を展開。総延べ床規模は約1100万㎡となっている。
【計画概要】
名称=DPL長野千曲
建設箇所=千曲市雨宮2857他(敷地面積3万7003.68㎡)
施設規模=S造2建て、延べ3万9204㎡
賃貸面積=3万6655.50㎡(最大4テナント、1区画約7800㎡から)
工期=22年4月中旬~23年4月
図:DPL長野千曲完成イメージ(提供:大和ハウス工業)
[新建News東北信版4月1日号抜粋]
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