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松本市 分散型市役所の具体案を市議会へ提示

◆南松本に分庁舎、松本駅前にセンターを新設
◆新たな本庁舎と議会棟は現・東庁舎側へ

 松本市は1月12日、市議会議員協議会を開き、分散型市役所の具体案を提示。現在の東庁舎側に本庁舎と議会棟を建設、南松本の市有地に分庁舎を建設、松本駅前に行政機能を持つセンターを整備する案を示した。

 建替え等により整備する庁舎は4施設で、面積は合計1万9000㎡を想定。現・新庁舎建設基本計画の概算面積2万3000㎡と比較し、面積約4000㎡を縮小する。分散型の本庁舎は想定面積9000㎡で、総合戦略局や建設部などの8部局を配置する。議会棟は独立する形で建設し同2000㎡。南松本の分庁舎は旧市営住宅跡地に建設する方針で、同7000㎡を見込み、健康福祉部、こども部や教育部を配置する。松本駅前センターは同1000㎡で、住民自治局等の設置を予定している。

 分散化に伴う機能強化や有効活用を図る施設について、地域づくりセンター(35カ所)は体制を含めた機能強化、支所・出張所(20カ所)は窓口のオンライン化、情報創造館庁舎は分散型市役所を支えるネットワーク拠点―などを計画する。なお、大手事務所は耐用年数まで文化観光部などで利用していく。

 建替え工事に関しては、仮庁舎や仮事務所スペースを必要としない手順を計画。具体的な流れは◇東庁舎駐車場(南北どちらか)に議会棟を建設◇南松本に分庁舎を建設し、松本駅前にスペースを確保◇現在の東庁舎から、議会棟・南松本分庁舎・松本駅前等に分散移転◇移転完了後、東庁舎を解体し、新たな本庁舎を建設◇現在の本庁舎から新・本庁舎へ移転◇現在の本庁舎を解体―を予定。事業完了後、本庁舎敷地は、松本城三の丸エリアビジョンで示す方向性に沿って活用する考え。

 今後は、設計の与条件に変更があるほか、事業スキームはPFIの導入可能性を含め、改めて専門的知見の調査が必要となる見通し。

 市側の説明に対し、議会側は、分散化の必要性や現在の建設基本計画を白紙撤回する理由が明確でない―などを理由に「継続協議」と集約した。この集約を受け、市は議会からの意見を精査し対応を考えていく。

写真:本庁舎の配置イメージ
[新建News中南信版1月13日号抜粋]

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