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「信濃川水系」河川整備計画の変更案

◆流量8300m3への引き上げや河道掘削など

 信濃川水系流域委員会上流部会(部会長・平林公男信州大学教授)は、2回目となる部会を1月11日、ウェブで開催。国土交通省北陸地方整備局が示した信濃川水系河川整備計画(2014年策定)の変更案を審議した。
 治水安全度向上のため、整備目標の引き上げや新たな洪水調節機能の対応を検討すること、令和元年東日本台風(2019年)洪水の対策として信濃川水系緊急治水対策プロジェクトを策定し加速させて取り組むことを挙げた。上流部の立ケ花付近では、14年策定当時の河道流量目標が毎秒7300m3だったものを8300m3まで引き上げる。

 長野県関係のハード関係のポイントは治水対策として河道掘削、遊水地の整備、堤防の整備、河川防災ステーションの整備を挙げた。河道掘削は、狭窄部である立ケ花区間において上流域の古牧橋下流部付近まで拡大し、掘削断面を拡大することで流量の確保を図る(図参照)。ほかには万葉橋〜大正橋区間でも掘削を追加する。遊水地は上流から平和橋・埴生(以上千曲市)、塩崎(長野市)、上今井(中野市)、蓮(飯山市)の5カ所を挙げている。河川防災ステーションは長野市と連携して長沼地区に整備する。ステーションは資材備蓄エリア、土砂備蓄エリア、複合施設エリア(水防センター兼長野市長沼支所)で構成する。

写真:立ケ花区間2カ所の断面イメージ
[新建News東北信版1月13日号抜粋]

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